アリエッティ

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この間テレビで「借り暮らしのアリエッティ」を観た。

アリエッティたちはだいたいカブトムシくらいのサイズの小人だ。気になったのは、作中の小人たちが「まるっきり人間と同じような暮らしをしたがる」こと。

同じ暮らしは無理なので、人間たちから必要品を「借り」てこなくてはいけない。この「借りる」っていうのが方便で、やっていることは泥棒なのがつらい。泥棒をするのがつらいんじゃなくて、いちいち方便を使っているのがつらいんだ。

たとえば人間より小さくても、カブトムシはカブトムシなりの価値観で生きてるじゃないですか。人間とカブトムシどっちが上?と正面から聞かれると「まあどっちもそれぞれ生きてるし、どっちが上とかじゃないよな」って答える人多いと思う。

でもアリエッティは人間より小さいのに人間の価値観で生きているがために、「人間より下」の存在になってしまう。

言葉を変えると、貧乏。それも究極的に。

アリエッティはぼんやりとしたストーリーの映画だけれども、そういう風に思ったらだいぶ重く苦しい映画になった。

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